東京ディズニーシーには多くの橋が存在します。
ポンテ・ヴェッキオ
ポンテ・ヴェッキオは東京ディズニーシーの中でも大きな橋です。
イタリア語では「Ponte vecchio」と書きます。
これは「古い橋」という意味です。
「Ponte」という単語はほかの橋の名前にもでてきますが、「橋」という意味です。
「vecchio」という単語は「古い」という形容詞です。
つまり、古い橋という意味になります。
この橋は、イタリアのフィレンツェにある同名の橋をモデルにしています。
フィレンツェの橋の上には宝飾品店が並んでいます。
また、ポンテ・ヴエッキオは14世紀に建造されて、660年以上もの古い歴史を持ちます。
引用:https://tabicoffret.com/article/72714/index.html
ラ・ドルチェ・ビスタ/ポンテ・デル・リド
メディテレーニアンハーバー側から、リドアイルにかかっている2つの橋です。
アメリカンウォーターフロント側の橋が「ラ・ドルチェ・ビスタ」という名前です。
一方、ミッキー広場側の橋が「ポンテ・デル・リド」という名前です。
ラ・ドルチェ・ビスタ
イタリア語では「La Dolce Vista」と書きます。
この意味は「美しい眺めの橋」というような意味です。
「La」とは、女性名詞につく定冠詞で英語では「The」のようなものです。
「Dolce」とは、甘いというような意味の形容詞です。(sweetに近いのかな?あまりわかりません。)
「Vista」とは、名詞で景色、眺めというような意味です。英語でも「view」という英単語があるように、visというのは見ることに関係している語根であるようです。
ポンテ・デル・リド
イタリア語では「Ponte del Lido」と書きます。
この意味は「リドの橋」というような意味です。
この橋がつながっている先の島状のところを「リドアイル」と言います。
このアイルというのがイタリア語で「isle」で、島という意味です。
つまり、リドアイルというのは「リド島」という意味であり、そこにかかっている橋なので、リドの橋ということになっています。
すでに、ポンテ・ヴェッキオで出てきたように、Ponteとは橋という意味です。
「del」とは英語では「of the」になります。つまり、前置詞(of)と冠詞(the)を合わせたもので、「del」は男性名詞の単数系に使います。ちなみに名詞が女性名詞の単数系の場合は「della」を使います。
オールド・アーモリィ・ブリッジ
「オールド・アーモリィ・ブリッジ」は英語由来で「old armoury bridge」と表記します。
この橋は英語で「古い武器庫の橋」という意味です。
この橋の他の橋との大きな違いは、「人が歩けない」ということです。
はじめに紹介した「ポンテ・ヴェッキオ」に並走して、奥に走っている青い橋が「オールド・アーモリィ・ブリッジ」ですが、これは「東京ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」の線路が通っている橋です。
そのため、ゲストは歩くことはできず、レールウェイに乗ったゲストだけが通ることができる貴重な橋です。
ハドソンリバー・ブリッジ
「ハドソンリバー・ブリッジ」は英語で「ハドソン川の橋」という意味です。
この橋は、アメリカンウォータフロントとケープコッドを繋いでいる赤い大きな橋です。
ニューヨーク市マンハッタン区ワシントン・ハイツとニュージャージー州バーゲン郡フォートリーを結ぶ吊橋である、「ジョージ・ワシントン・ブリッジ」と呼ばれる橋がモデルになっていると思われます。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョージ・ワシントン・ブリッジ
「ジョージ・ワシントン・ブリッジ」はハドソン川にかかっており、開通した当時(1931年)は世界最長でした。その開通当時は「Hudson River Brideg(ハドソン川橋)」という名称でした。その後、「ジョージ・ワシントン」にちなんで彼の名前がつけられました。
イソラ・デル・ゴンドリエーレ
「イソラ・デル・ゴンドリエーレ」はイタリア語で「Isola Del Gondoliere」です。
この意味は「ゴンドリエの島」という意味です。
この橋を渡ると、「ヴェネツィアンゴンドラ」の乗り場に辿り着きますが、その乗り場はこの橋を渡らないといけない島のような作りになっています。その島の名前が「イソラ・デル・ゴンドリエーレ」です。その島の名前がそのまま橋の名前になっています。
「Isola」とはイタリア語で「島」という意味です。
「Gondoliere」はイタリア語で「ゴンドリエ」という意味で、ゴンドラを漕いでいる人のことです。
「del」はすでに、リド橋の「ポンテ・デル・リド」で出てきたように「of the」のような意味です。すでに出てきた「del」と同じ文法です。
ポンテ・デッラルチスタ
「ポンテ・デッラルチスタ」とはイタリア語で「ponte dell’Artista」です。
この意味は「芸術家の橋」という意味です。
「リストランテ・ディ・カナレット」の前に繋がっている橋です。芸術家の橋という名前に因んで、絵を描くのが得意な「ジェラトーニ」の絵がこの橋の付近に描かれたりした過去もあります。
「Ponte」とはすでに何回も出てきたように「橋」という意味です。
「Artista」とはイタリア語で「芸術家」という意味ですが、英語の「Artist」に似ていますね。
「dell’」は「della」のことで、女性名詞の前に使って「of the」という意味です。
ポンテ・デイ・ベンヴェヌーティ
「ポンテ・ディ・ベンヴェヌーティ」とはイタリア語で「Ponte di benvenuto」です。
この意味は「歓迎の橋」という意味です。
この橋は、メディテーレーニアンハーバーから、アメリカンウォーターフロントへ向かう時に通る大きな橋です。「ヴェネツィアン・ゴンドラ」に乗った時に、「願いの橋」と紹介される橋でもあります。
「Ponte」とはすでに何回も出てきたように「橋」という意味です。
「benvenuto」とはイタリア語で「歓迎」という意味があります。
「di」とは英語でいう前置詞の「of」という意味があります。
すでに「del」が出てきましたが、これは「of the」と英訳するのが正確で、文法的には「di」とは異なりますが、意味的には似たものですね。
アクアダクト・ブリッジ
「アクアダクト・ブリッジ」とは英語で「aqueduct bridge」です。
この意味は「水道の橋」という意味です。
ポンテ・デレッラ・フォルテッツァ
「ポンテ・デレッラ・フォルテッツァ」とはイタリア語で「ponte della fortezza」です。
これは「要塞の橋」という意味があります。
メディテレーニアンハーバーで、フォートレス・エクスプロレーションのところにかかっている橋で、実際に要塞に向けてかかっている橋です。
「Ponte」とはすでに何回も出てきたように「橋」という意味です。(もう流石に良いですね笑)
「della」は「di」+「la」でできていますが、これもすでに出てきたように女性名詞の前に使って「of the」という意味です。
「fortezza」とはイタリア語で「要塞」という意味があります。
この橋の先にある、「フォートレス・エクスプロレーション」という施設には、黄金のドームを中心としている、要塞が存在しています。
キングダム・ブリッジ
「キングダム・ブリッジ」とは英語で「kingdom bridge」です。
これは英語で「王国の橋」という意味があります。
「kingdom」とは英語で「王国」という意味です。
この橋は、「マーメイドラグーン」と「アラビアンコースト」を繋いでいる橋です。
「マーメイドラグーン」はリトル・マーメイドに登場する「トリトン王」の国、「アラビアンコースト」はアラジンに登場する「サルタン王」の国ということで、2つの王国を繋いでいる橋ということで、この名前になっています。
コーラル・クロッシング
「コーラル・クロッシング」とは英語で「Coral Crossing」です。
これは英語で「珊瑚の歩道橋」という意味です。
(画像提供していただきありがとうございます)
「Coral」とは英語で「珊瑚礁」という意味です。
「Crossing」とは横断歩道など横切るものという意味があるので、橋という意味も考えて「歩道橋」というような意味が適していると思います。
プエンテ・デル・リオ・ペルティード
「プエンテ・デル・リオ・ペルティード」とはスペイン語で「puente del río perdido」です。
これは「失われた河の橋」と言う意味です。
「Puente」とはスペイン語で「橋」と言う意味です。
すでに「ポンテ・ヴェッキオ」などで出てきたように、イタリア語では「Ponte」が橋です。スペイン語では「Puente(プエンテ)」です。
「del」は英語でいう「of the」にあたります。つまり、「of」+定冠詞になります
ちなみに、前置詞の「of」にあたるスペイン語は「de」です。
「río」とはスペイン語で「川/河」という意味です。
ちなみにスペイン語にも男性名詞、女性名詞が存在しており、ríoは男性名詞です。
「perdido」とはスペイン語で「失われた」という意味の形容詞です。
スペイン語では基本として、男性・女性名刺によって、形容詞の形が変化するというルールがあります。
また、基本ルールとして、英語では名詞の前に形容詞をおきますが(a cute dogのように)、スペイン語は名詞の後に形容詞を置きます。
そのため、「río perdido」のように形容詞が名刺の後に来ているのです。
この橋は、ロストリバーデルタにかかっている3本の橋の1つです。この橋はこの遺跡の発掘現場に来ている考古学者たちが移動するのに便利なように自分たちで作った橋です。そのためしっかりしているようで意外と作りが適当な橋なのです。
プエンテ・アル・テンプロ
「プエンテ・アル・テンプロ」とはスペイン語で「puente al templo」です。
これは「神殿への橋」という意味です。
「Puente」とはスペイン語で「橋」と言う意味です。
「al」は英語でいう「to the」にあたります。これも「del」と同じように「前置詞」+「定冠詞」になっています。ちなみに「to」にあたるスペイン語は、「a」になります。
「templo」とはスペイン語で「寺院」や「神殿」という意味です。
この橋もロストリバーデルタにかかっている3本の橋の1つで、これも考古学者たちが自作した橋です。この橋を渡り切ると目の前には「インディ・ジョーンズ」の神殿が見られることからこの名前がついたのでしょう。
プエンテ・ブエナ・ビスタ
「プエンテ・ブエナ・ビスタ」とはスペイン語で「puente buena vista」です。
これは「いい眺めの橋」という意味です。
「Puente」とは何度も出てきているように、スペイン語で「橋」という意味です。
「buena」とはスペイン語で、「良い」という意味です。
「vista」とはスペイン語で「景色」というような意味です。
橋の名前を覚えることは少し難しいかもしれません。しかしここでまとめたようにその橋の名前の意味と関連づけて覚えることで、覚えたい人は覚えやすいかもしれません。
穴埋めのシートを作っておくので、是非ご自由にお使いください!