ディズニーから学ぶ 〜フランスの歴史〜
このシリーズの記事はディズニーから色々と学ぼうというシリーズです。第1回、第2回ではコミュニケーションや挨拶についてまとめました。
今回は少し違う視点から、フランスの歴史について学んでいきたいと思います。
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ソアリン:ファンタスティック・フライト
2019年7月23日に東京ディズニーシーに新たなアトラクション、ソアリンファンタスティックフライトがオープンしましたね。人気ぶりは半端なく、いつでも待ち時間が長い!というイメージでしょう。
簡単にアトラクションについてまとめます。
「カメリア・ファルコ」という女性が2代目館長を務める博物館「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」では彼女の生誕100周年を記念したイベントが行われています。
我々ゲストはそこに訪れるのです。その博物館の中は飛行に対する思いが様々なところで込められています。
今回の記事のためには「飛行に対する思い」が施設の中に込められているということさえわかっていてくださると十分なので、ここではこのくらいの説明にしておきます。
世界の飛行に対する思い
Qラインでは多くの展示物がありますが、その中でも惹かれるのはこの展示場です。
ここには、8枚の絵が展示されています。ここは「世界の飛行に対する思い」が込められています。
この絵は見ての通りに「日本」がモチーフにされているでしょう。日本を特徴付ける「忍者」や「風呂敷」や「凧」といったものが描かれています。
このようにそれぞれの絵はそれぞれの国の国柄が現れています。
フランスの飛行
8枚の絵の中に、下の写真のような絵があります。
フランスの国旗を持っている人もいることからフランスをモチーフに描かれていると考えられます。
この絵をもとにフランスの歴史について学んでいきましょう。
熱気球の歴史
この写真を見ての通り、熱気球が大きく描かれているのが特徴的です。
では、「フランス」と「熱気球」のつながりは何でしょうか?
「熱気球」を発明したのは、フランスの「モンゴルフィエ兄弟」です。
(https://japaneseclass.jp/trends/about/モンゴルフィエ兄弟)
1782年12月14日:熱気球の始まり
1782年12月14日にモンゴルフィエ兄弟は熱気球の原点になる、あるひらめきをしました。
それは「煙」です。
今では、暖かい空気は冷たい空気より軽いというのが当たり前ですが、それが当たり前でない当時、煙が立ち上っている姿を見て閃いたと言われています。
彼らは袋の中に温かい空気を入れてみたら、どんどんと高く上がり、飛んでいってしまいました。これが、熱気球の原点となったのです。
1783年6月5日:初実験成功
袋を飛ばしたことが話題となり、多くの人の関心を集めました。1783年6月5日にモンゴルフィエ兄弟はベルサイユ宮殿前で、実際に気球を作り飛ばしました。これは大成功を収めました。約2km空を飛び、10分ほど上空飛行を行ったと言われています。
6月5日はのちに熱気球記念日になったと言われています。
1783年9月19日:動物初飛行
1783年9月19日には初めで動物を乗せて飛行させました。「羊」「鶏」「アヒル」を乗せた熱気球はルイ16世、王妃マリーアントワネットの前で約8分間飛行しました。
1783年11月21日:人類初飛行
そして、1783年11月21日いよいよ、人類を乗せて初めてそれを飛び立ちました。二人を乗せた熱気球は約25分間空を飛びました。
10日後には、フランスのジャック・シャルル教授が水素ガスを詰めた気球で空を飛びましたが、人類初飛行は「モンゴルフィエ兄弟」が成し遂げました。
ライト兄弟が飛行機を作るまで、約120年ありますが、それまでは気球が注目されました。
人類初の熱気球
初めての気球は、世界中で取り上げられました。下の気球はイギリスの新聞で描かれていた、気球のイラストと言われています。
(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58506)
何か気づく人はいるでしょうか?
これは、ソアリンのQラインにある絵ですが、、、、
ほぼ同じですね!
この絵はまさかの人類初の気球だったんですね笑
さらによく見るとここに書かれているのは「モンゴルフィエ兄弟」ですね。
何気なくみているこの絵が歴史的なものだったとは感動しました。
〈参考文献〉
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58506
https://sotoasobi.net/activity/hot-baloon/blog/hot-balloon-history