不思議の国のアリス症候群
ディズニーに関連する言葉が付けられた病気がいくつか存在します。今日はその1つである「不思議の国のアリス症候群」を紹介します。
不思議の国のアリス
めちゃくちゃ簡単に大雑把に内容の一部を説明します。
アリスは不思議な瓶を見つけ、中身を飲むとみるみる小さくなってしまいました。その後。不思議なケーキを見つけ、それを食べると次はみるみる体が大きくなっていきました。
以上です。不思議の国のアリスの中ではこのような話が出てきます。
これに似た状況が症状として、出てくる症候群があります。いまだに謎が深いのですが、症状が「不思議の国のアリス」に似ていることから1995年にイギリスの精神科医の John Toddが「不思議の国のアリス症候群」と名付けました。
症状
典型的な症状は周りのものの大きさが実際より、大きく見えたり小さく見えたり、距離感がおかしく見えたりする。また、ものが宙を舞っているような光景を見ることもある。
原因
いまだに原因は解明されていないが、いくつか説があるらしいです。
エプスタイン・バー(EB)ウイルスと言われるウイルスに感染することで、大脳皮質が炎症し、視覚障害を引き起こしているという説があります。
EBウイルスの細かい説明はここでは省略しますが、脳は様々な得た情報を取捨選択していると言われているので、わずかな炎症でも情報収集が乱れ、知覚の乱れにつながるのではないかと言われているそうです。
子供で頭痛や発熱とともに引き起こされることが多いらしいです。基本的には一過性なので、大人になるにつれて、気づけばなくなっていくという風になるようです。