『リメンバー・ミー』から学ぶ「死者の日」 

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『リメンバー・ミー』から学ぶ

リメンバー・ミーは2017年11月22日にアメリカで公開され、日本は2018年3月16日に公開された、ピクサー映画の1つです。

日本では「リメンバ・ミー」というタイトルですが、原題は「Coco」です。

この記事では、映画の内容に関しての解説記事ではなく、映画の中に出てくる「死者の日」についてまとめていきたいと思います。また、「死者の日」と「お盆」「ハロウィン」の関係もまとめておきます。

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死者の日

メキシコでは11月2日に個人の魂がこの世に戻ると信じられており、「死者の日」と言われています。2003年には「死者に捧げる先住民の祭礼行事」として、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

地域によって少し異なるようですが、多くの地域では死者の日前日の11月1日から盛大なお祭りが行われています。一部地域では10月31日からお祭りをしたりもしています。

祝祭

市街地はマリーゴールドが売られたりして、マリーゴールドの香りに包まれ、多くの露店が出店されたりします。11月1日には子供の魂が、2日は大人の魂が戻ってくるとも考えられています。

また、「リメンバー・ミー」の映画の中でもみられたように、個人の遺影などを中心に盛大に飾り付けられた祭壇が特徴的です。これは「アルタール」と呼ばれています。

さらに、夜間にはバンドによる演奏も行われたりするようで、これも「リメンバー・ミー」の映画の世界に再現されていましたね。

お盆

日本には「お盆」と言われる行事が存在しますね。お盆とは、正式名称を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言い、亡くなった人の魂がこの世に戻ってこられる期間のことです。
お盆の期間には、亡くなった家族やご先祖様の精霊を迎えます。

つまり、メキシコの「死者の日」に似ていますね。「死者の日」は「死」を暗いものと捉えるのではなく、死者とともに明るく楽しむというのが「お盆」との違いのようです。

ハロウィン

「ハロウィン」も「死者の日」と起源が同じではないかと言われています。今となっては「ハロウィン」は起源や由来をあまり意識していない人が多いですが、どのような起源だったのでしょう。

ハロウィンは古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていたサウィン祭が起源と言われています。古代のケルトでは10月31日で1年が終わり、11月1日から新年と考えられており、10月31日に先祖の霊が家族に会いに帰ってくると考えられていました。

しかし、それと同時に悪魔も一緒にやってきてしまうと言われていました。だから、仮装をしたり、仮面を被ったりして悪魔を驚かすという意味で仮装をしていました。

今回は『リメンバー・ミー』から「死者の日」について学んできました。「お盆」や「ハロゥイン」も同じような行事であることや「死者の日」の「死」に対する考え方が違うことなども興味深かったですね。

参考文献

https://ja.wikipedia.org/wiki/死者の日_(メキシコ)
https://butudan-ec.minrevi.jp/knowledge/about-obon/
https://ja.wikipedia.org/wiki/お盆
https://www.enjoytokyo.jp/feature/season/halloween/knowledge/

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